武器を持っただけじゃ、ラスボスは倒せない ──FPVドローンパイロット・坊が辿った五年の現場史

今回話を聞いたのは、映像プロデューサーでありFPVドローンパイロットでもある坊さん。
ミュージックビデオなどの映像案件をプロデュースしつつ、FPVと通常の空撮の両方を仕事として飛ばしている、現役バリバリの一人だ。
これからYDLに入ろうとしている人や、すでに学んでいる人に向けて、
「坊さんってどんな経緯でFPVを始めて、どんな感覚で現場に立っているのか」
を、できるだけそのままの言葉でまとめてもらった。
―― まず、坊さんって普段どんなことをしている人なんですか?
坊:もともとは完全に音楽畑で、スタートはバンドマンなんですよね。楽器はベースで、ずっとステージ側の人間でした。
そこからミュージックビデオの世界に関わるようになって、少しずつ「撮ってもらう側」から「作る側」に興味が移っていって。
今は、企画を考えて、予算を組んで、監督やカメラマンを集めて…という映像プロデューサーの仕事がベースにあって、その中の一つのピースとしてドローンをやっている感じです。
―― FPVと出会ったのはその途中?
坊:そうです。ある長野の2泊3日のロケに呼ばれて行ったときに、そこにFPVドローンのパイロットが一人入っていて、それがちゃんとした現場でFPVを見るのが初めてでした。
それまでFPVって言葉は聞いたことはあるけど、「速いドローンでレースするやつでしょ?」くらいで。
どういう絵が撮れるのかも全然知らなかったんですけど、モニター越しにその人が飛ばしている映像を見た瞬間に、「え、なにこれ?」ってなりました。
普通の空撮とも違うし、自分がそれまで関わってきたMVとも違う視点で、「これ扱えるようになったら、だいぶおもしろいな」と。
泊まりの現場だったので、夜はロッジでみんなでメシ食いながら喋るんですけど、そのFPVパイロットと話しているうちに「坊さんもやりましょうよ」って言われて、「じゃあやるか~」みたいな感じで始まりました。
―― 「やるか~」ってなってから、まず何をしたんですか?
坊:後日電話で、「やるならとりあえずこの店行って、これとこれ買ってください」って感じでショップを教えてもらって。千葉にあるFPVのお店に行きました。
ちょうど移転オープン直後くらいのタイミングで、行った日がオープン翌日とかそれくらいだったんですよね。
だから店内も結構人が多くて、店長さんもバタバタしていて。「初めてなんですけど…」って言っても、向こうもてんやわんやで、あんまり腰を据えて相談できる感じじゃなかったです。
教えてもらっていたざっくりしたリストと、空いているタイミングでちょっと店員さんに聞いた話を頼りに、一式揃えました。
アナログのVTX、Orqaのゴーグル、T16のプロポ、3インチのiFlight Protek、練習用の小さいマイクロ(Mobula)、5インチのNazgul…みたいなセットですね。
レジに持っていったら、合計で15~20万くらいは普通にいってました。
―― 初めてのジャンルに、その額いけるのすごいですね。
坊:いや、自分の性格的に「環境にお金使わないと動かないタイプ」なんですよ。
ちょっとだけ買って様子見、みたいなのをやると、多分そのままフェードアウトするなって自覚があって。
だから先にドーンと投資しちゃって、「ここまで払ったんだからやるしかないでしょ」って自分を追い込む。
最初から、趣味だけで終わらせるつもりはあんまりなくて、「どうせやるなら現場で使えるレベルまで持っていきたい」という気持ちのほうが強かったですね。
レースには全然興味なくて、最初から「映像の武器としてのFPV」に興味を持った感じです。
―― そこから、最初は順調でした?
坊:いや、全然(笑)。
最初に買ったProtekは、ある程度組み立てられた状態で売ってたんですけど、受信機だけは自分で付けないといけなくて。
ネット見ながら、YouTubeで海外のチャンネル見ながら、「よく分かんないけどやる」みたいな感じで、ヘタクソなハンダをしてました。
一個一個の作業にやたら時間がかかるんですよね。何か1個トラブるたびに、解決するのに丸一日かかったりする。
FPVやってる人なら分かると思うんですけど、「理論上いけるはずなのに、なんでこんなわけわからんことが起きてるんだろう」みたいなのが延々続く。
スクールもまだなくて、日本語情報も少ない時期だったので、「これは独学だけでやるのはさすがにキツいな」と何度も思いました。
実際、その頃は映像の仕事も忙しくて、1~2ヶ月まったくFPV触らない時期も普通にありました。
―― そこからオンラインサロン、モンゴル、プレミアドローン(YDLの前身)につながっていくわけですね。
坊:そうですね。独学の限界を感じて、横田さんのオンラインサロンに入りました。
ただ仕事が爆忙と重なって、入ったのに中身ほぼ見ずに3ヶ月くらい放置してました(笑)。
気づいたらプレミア二期の募集も締め切ってて、「あ、終わってるやん」と。
でも新規の人向けに「一回Zoomで話しましょう」という案内があったので、「せっかくだし話してみるか」と面談を予約しました。
で、その面談のときに、「8月にモンゴル行くんですよ。来月ですね」みたいな話が出てきて。
ドローンで、ちょっと案件もありつつ、普通に飛ばしにも行く、みたいな感じだって聞いて、「いや、それめっちゃ面白そうやな」と思ったんですよ。
その場でパッとスケジュール見たら、ちょうどその日程まるっと空いてて。
「行っていいっすか?」って聞いたら、「おいでよ!」みたいなノリで言ってもらえて、そのまま「じゃあ行きます」って決めました。
会ったこともないのにノリでモンゴル行き決めてるんで、初対面はガチで成田空港です。
成田で合流したときもよく覚えてて、そのときはインターンのカイくんも一緒に空港に来てたから、「あ、3人で行くんやな」と思ってたら、カイくんは見送りだけで、そのまま2人で出発という(笑)。
しかもモンゴル行きの飛行機がけっこう遅れて、バウチャー配られるレベルでディレイしてたんですよね。
成田のターミナルで、「遅いっすね~」「ですね~」って言いながら、ほぼ初対面の人と2人でダラダラ待ってたのは、今でもよく覚えてます。
現地に着いてからは、プレミア一期の生徒が2人合流する予定だったんですけど、それが2日後か3日後くらいのスケジュールで。
それまでの2~3日は、横田さんと2人でウランバートルに滞在して、しかもホテルの部屋も同じという、なかなかカオスな状況でした。
初めて会った人といきなり同室で、何日か一緒に過ごしながら、現場の話とか、自分の仕事の話とか、ドローンの話をずっとしてて。
「なんかよう分からんけど、この人に習っといたら大丈夫そうやな」という感覚は、そのときにだいぶ固まってきた気がします。
そのあと合流したプレミア生2人と一緒に、みんなでゴビ砂漠に向かって。
そこで、さっき言ってた3インチの機体を、外でちゃんと飛ばすのはほぼ初めて、みたいな状態で本格的に練習することになりました。
―― モンゴル滞在中にプレミア二期も決まったんですよね。
坊:そうですね。モンゴルで一緒にいるあいだに、プレミア二期の話も出てきて。
それまで自分で実機も飛ばしてみてはいたんですけど、「あんまりよく分からんな」「これはちゃんと習ったほうが早いな」と感じてたんで、「僕も行きたいんですけどね~」って話をしていたんです。
そしたら「今ちょうど二期の募集締め切ったところなんだけど、多分いけると思うから聞いてみるわ」ってなって。
「大丈夫そうです」って返事をもらって、「じゃあ振り込みます」って、モンゴルからそのまま60万くらい振り込んで、プレミアで習うことにしました。
一緒にいる中で、「この人に習ったら大丈夫だろうな」と思えたし、いろんな知識もあるし、現場の経験もあるし。
そういう意味で、「また環境に大金を課金した」という感じですね。
―― プレミアの内容はどうでした?
坊:正直いうと、モンゴルから帰ってきてまた仕事がパンパンで、プレミアもフルでは通えてなくて、6ヶ月のうち半分ぐらいしか行けてないんですよ。
Slackに書いてある「Betaflight入れてこい」みたいな最低限はやっていったけど、今みたいに「シミュ100時間やってきて」とか明確な宿題もなかったので、初日にシミュすら入ってない人もいっぱいいたくらいの時期です。
自分も器用貧乏タイプで、ちょっとやるとそれっぽく飛べるほうなので、「飛行の基礎」とか「ちゃんとした仕組み」を全カリキュラム通りにやり込んだかと言われると、たぶん全然やり切れてはいません。
まぁそのへんは、今になって「ここ知らんかったわ」って出てくるところも正直ありますね。
とはいえ、プレミアを通してFPV周辺の概念的な知識はだいぶ増えました。
全部出られなかったので、「卒業した瞬間に一気にレベルアップ」という感じではなくて、むしろその後の案件や現場を通して、少しずつ使える形になっていった感覚です。
―― 横田さんから学べたことで、「ここは大きかった」と思うところは?
坊:技術的な話で言えば、今のYDLって「極限まで効率化された、うまくなるための方法」がカリキュラムとしてまとまってると思うんですよ。飛ばせるようになりたい人にとっては、それだけでも価値は十分ある。
ただ、自分が横田さんから習って一番良かったと思っているのは、飛行技術そのものより「取り方」と「ディレクション」の部分です。
横田さん自身、「自分より上手いパイロットはいっぱいいる」とよく言ってますけど、映像としての「こう撮るといい」がめちゃくちゃ上手い。
仕事ってなったときに、「かっこよく飛べる」だけじゃダメで。
この映像、このクライアント、この尺、この媒体だったら、「こういう撮り方をしたほうがいいよね」「お客さんはここを望んでるから、こういう提案をして、こういう進行でいこう」みたいな、クライアントワーク全体の設計が必要になる。
そこでのディレクション能力が横田さんはすごく高くて、現場に一緒に行ったり、近くで見ている中で、「あ、こういうふうに考えるんだ」「こういう動きをすると現場が回るんだ」というのを、かなり参考にさせてもらいました。
「学んだ」というとおこがましいですけど、見て真似して、自分の活動に少しずつ取り入れてきた感覚があります。
―― その上で、さっき話に出ていた船の案件が「ガッと上がる角」になった?
坊:そうですね。プレミアで基礎をかじって、現場でちょこちょこFPVを入れ始めて、「それっぽく撮る」のはできるようになってました。
ただ、設定も細かく分かってるわけじゃなくて、「この案件ではこの感じの絵を撮りたいから、そのための設定だけ調べて聞いて、それにして飛ばす」みたいなやり方で、けっこうフワッとしてたんです。
あんまり状況ごとにこまめに設定を変えるタイプでもなくて。
たぶんもっと良い組み合わせはあるんでしょうけど、自分の中で「汎用性の高い設定」をひとつ作って、それでほとんどの現場を乗り切るスタイルでした。
そんな感じでやっていた頃に、たまにお仕事させていただいてたトヨタの案件があって。
その担当の人から「今度、トヨタマリンで作ってる船を撮りたいんですよ」と話が出たんです。
船のロケハンで広島に行ったときに、「このクルーザーの中をFPVでワンカットで走ったらめっちゃ面白くないですか?」って、その担当の方が言い出して。
一緒にいたディレクターさんや、その上司の方も「それいいね」となって、会長向けに軽い企画書を出したら、まさかのOKが出てしまった。
結果、4~5億くらいのクルーザーの内部を、FPVでワンカット撮影する企画が突然決まって、しかも最後は豊田章男さんにキャッチさせる、みたいな流れになりました。
「うぉーい!」ってなりましたね、普通に。これはさすがにヤバいぞ、と。
その時期も他の仕事でかなり忙しくて、「練習しないとまずいな」と思いつつ、なかなか時間が取れなくて。
本番の2~3週間くらい前になってようやく時間が作れるようになって、そこから当時のYDLの練習場所にちょこちょこ通うようにしました。
機体は、実際に使うシネフープに寄せた環境を作りたかったので、たしかCinewhoop系の100クラス(4セル)を撮影用の機体として使って、その環境を揃えるために4セルバッテリーをだいたい80本くらい買ったんですよ。
機体を自分で組む時間もなかったので、ビルダーさんに同じ機体を3機くらいお願いして作ってもらって、またドカッと課金しました。
「これで飛ばしまくるぞ」と思っても、実際飛ばしてみると自分の集中力が続かないし、飽き性なので20~30パックくらい飛ばしたら「もういいか」ってなってしまう。
なので、80本全部を毎回使い切るような練習は正直できなかったんですけど、「いつでもガッと練習できる環境」を先にお金で作る、という意味で揃えた感じですね。
練習内容としては、そのワンカットを想定して、自分の頭の中でざっくりラインを組んでおいて、似たような背景・導線のロケーションを探して飛ばす、というのを繰り返しました。
とはいえ、それでも練習時間としてはそんなに長くは取れていなくて、「量より集中度」で詰めていったイメージです。
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この時期は、プレッシャーも相当でした。
音楽やってたときも思ってたんですけど、スタジオに10回入るよりライブ1本のほうが成長するじゃないですか。
FPVも自分はわりとそれに近くて、スタジオ=シミュや普段の練習ももちろん必要なんですけど、本番の現場で集中して挑むことで、能力値が一気に上がるタイプなんだと思います。
ドラゴンボールで言うと、瀕死から復活するたびに強くなるサイヤ人、みたいな感じで(笑)。
ADHD気質も相まって、あるタイミングでガッと集中して、そのイベントをきっかけに成長カーブの「角」ができる、というのが自分のパターンです。
このトヨタマリンの案件も、まさにその「角」の一つだったと感じてます。
そこから現在に至るまでの間に、また上がったり下がったりもしつつ、今の自分の位置にいる、という感覚ですね。
―― 今の働き方ってどんなバランスなんですか?
坊:今は、映像プロデューサーとドローンパイロットが本当に半々くらいです。
自分がプロデューサーとして入っていて、「自分で飛ばしても現場回せるな」という規模やタスク感のときは、自分で飛ばします。
逆に、全体の進行とかクライアント対応で手一杯になりそうな現場では、最初から別のパイロットをアサインします。
「規模がデカいから」って理由ももちろんあるんですけど、それ以上に「自分がPとして現場をちゃんと回すためには、操縦まで抱えないほうがいい」と判断するケースが多くて。
どっちの役割を優先したほうが、結果的に作品と安全にとってプラスか、というところで決めてます。
どちらにせよ、自分がドローンを飛ばせるから、「この条件、この予算ならこういう画が現実的」っていうイメージをけっこう具体的に持てるのが大きくて。
外部のパイロットさんにお願いするときも、「ここはこれくらい攻めたいけど、安全面はこうしましょう」みたいな話がしやすいです。
映像側とドローン側、両方の視点を持って現場に立てているのは、自分の強みかなと思います。
―― 今のモチベーションとか、「これからこうしていきたい」というのは?
坊:さっきの船の案件みたいに、「あるタイミングでガッと上がる」みたいなことは何度かあったんですけど、そのあとでちょっと下がる時期も普通にあって。
普段からめちゃくちゃ飛ばしているタイプでは全然なくて、数ヶ月に一回くらいしか飛ばしてない時期も全然ありました。
1ヶ月以上飛ばしてない、みたいなこともザラで、「案件がある→その前に練習する→本番→またしばらく飛ばさない」の繰り返しだったんですよね。
それを、もう少し変えていきたいなと思ってます。
今年は働き方自体をちょっと変えていて、日常的に練習する時間を取れるようにしていってるところです。
案件があるから練習する、というより、普段から飛ばしておいて、その延長線上に案件がある、みたいな状態に近づけたいなと。
今は、YDLの動画コンテンツもあるし、横田さんの「FPVドローン大全」みたいな本もあるし、分からないところは横田さんとか周りに聞けばすぐ返ってくる環境もある。
自分が始めた頃と比べると、ドローンに関する情報もツールも本当に揃っているので、それをちゃんと活かしていきたいですね。
―― 「アシスタントで現場に連れて行きたい人」については、どう考えてますか?
坊:YDL内だから言いますけど、「現場連れてってください!」だけ投げられるのは、正直一番困ります(笑)。
それだけだと、その人がどのくらい飛ばせるのか、どういう性格なのか、現場で何を任せられそうなのか、こっち側からはほぼ何も見えないんですよね。
現場に来てもらう以上、「見学だけ」っていうのはあんまりなくて。
バッテリーの管理ひとつでも、「何本あって、今どれ使ってて、あとどれだけ飛ばせるか」まで把握してくれるとめちゃくちゃ助かるし、FPVじゃなくて地上カメラのほうを手伝ってもらう場合でも、「今どのポジションが薄いか」を見て動いてくれると頼もしいなと思います。
逆にきついのは、「自分のことだけ」になってしまうパターンですね。
現場ってクライアントの作品を作る場なので、そこがひっくり返っちゃうと、一緒に仕事するのは難しいなって感じます。
もちろん、自分もドローンやってるから「飛ばしたい気持ち」は分かるんですけど、アシスタントで行くときはそこを一回飲み込んでほしい。
「自分が飛ばせるなら、メインで飛ばしてる人が今何を欲しているかも想像できるはず」で、そこまで考えて動ける人は、現場にいてくれると本当に助かります。
とはいえ、別に最初から全部完璧にやってほしいとは思ってなくて。
技術が多少足りなくても、気が利く、誠実で素直、失敗したときにちゃんと謝れる、みたいな人なら、一緒にやりたいなと思いますね。
―― 最後に、FPVとYDLについて、「武器」と「RPG」で例えていましたよね。
坊:自分の中では、ドローンってあくまで一つのツール、アイテム、武器なんですよね。
映像を作るための道具箱の中の一個でしかなくて、それをどう使うかは、自分の生活とか仕事とか、これからやりたいこと次第だと思っています。
YDLで飛行の部分を学んで、そのうえで自分の仕事にうまく使えている感覚はあるので、「習ってよかったな」と思っています。
ただ、言い方は悪いんですけど、YDL生でも「食えてない人」は、ドローンをツール、武器として捉えきれていないところがあるのかもしれないな、という気もしていて。
武器だけ持っても、基礎力がなければ限界が来るじゃないですか。
RPGで例えると、ドラクエで最初の村でめちゃくちゃ強い武器を手に入れたとします。
それがあれば中盤ぐらいまでは行けるし、最初のダンジョンでは無双できると思うんですよ。
でも、レベル上げをしていなかったら、絶対ラスボスは倒せないし、中盤以降のダンジョンも攻略できない。
強い武器を持っているぶん、レベル上げはしやすいけど、レベル上げ自体をサボったらどこかで確実に詰まるんです。
FPVって、わりとそういうチート武器的な要素があると思っていて。
見たことない人にFPVの映像をちょっと見せると、大体「うわー!」ってなるし、「なんだこれ!」っていうリアクションが返ってくる。
それ自体はすごく強い武器だし、チートだなと感じます。
だからこそ、その武器を手に入れたうえで、自分のレベルをどう上げるか、どのダンジョンまで行きたいのかを考えないといけない。
武器の強さに甘えるんじゃなくて、「それを学んだ上で、自分はどうしたいのか」をちゃんと決める必要があると思います。
YDLは、その武器を取りに来る場所でもあるし、武器の使い方を学ぶ場所でもあるし、その先の攻略を一緒に考えられる場所でもある。
しかも、一人で潜るんじゃなくて、違うダンジョンに一緒に行ける仲間がいる、ルイーダの酒場みたいな側面もあって。
もちろん、簡単な場所ではないし、「入ればなんとかしてもらえる」と思っている人には合わないと思います。
シミュ100時間とか、入るための条件やハードルもあるし、自分で動かなきゃいけない部分も多い。
でも、「頑張りたい」「やりたい」という意志があって、自分でレベル上げをするつもりがあるなら、ここに来る意味は大きいんじゃないかなと思います。
僕自身、ここで学んだことを自分の仕事や生活にうまく組み込めている感覚があるので、そういう使い方ができる人にとっては、すごくいい武器と環境だと思います。
最後は本当に、その人次第ですけど、「こっち側に来たい」と思ってくれた人とは、一緒にやっていきたいですね。
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